白炎 5
妖水先生の小悪魔教室 5 妖水先生実践編
「テ、テレホンエッチって!」
取り乱した壬生がそれでも身を乗り出す。
「ど、どうやるんですかソレはっ」
「あれ?遠距離だとやらねえ?」
「やりませんよ!普通!たぶんですが!よく知りませんよそんなことっ!」
「あの・・・テレホンエッチって、あれだよね、テレクラとかの・・・」
「まあ、電話で刺激しあいながらお互いオナニーする感じだけど、なかなか上手くできると気持ちいいし、面白いぜ」
「ぶほっ!あ、貴方そんなことしてんですかっ」
「だって俺も今遠距離だもん」
サラリと妖水が告白する。
「ええええええええええええええええええええええええええ」
叫んだ二人の声はハモっていて。
「なんだよ、結構みんな知ってる話だぜ?九州の女だけどな」
「九州?なんでまたそんな」
「薩摩おごじょだぞ~、いいだろ。南国風でちょっと顔立ちは濃いんだが、おっぱいと尻がでかくていい女だぜ。一見目つき悪くて気が強いけど意外と家事好きで家庭的だし、頭も悪くないし、ちょっとMでエッチなとこもいいぞ。いわゆるツンデレってやつだな」
「ツ、ツンデレですか」
「写真見せて~」
「写メールあるけど、エッチなのしか入れてねえや」
「 な ん で で す か 」
「俺が送れって命令した」
「Sだ!すごいな~妖水」
「恥ずかしながら応じるのがまた可愛い」にやりと笑う妖水。
「おかしいですよ・・・もっとみんな普通の恋愛しましょうよ!」壬生がじたばたする。
「んーと、これならまあ見せても平気かな」
「うわ☆」
しばらく携帯電話をいじっていた妖水が携帯の画面を示す。液晶には、明るい髪の色をした美女が裸の肩を出して照れたようにほほえんでいた。たしかにクセはあるが美人の部類に入るだろう。
「え~、目つき悪いとかいって、そんなことないじゃん」
「こいつ、人見知りすんだよ。初対面の相手には大抵ガンとばしてる」
「へえ~」
「妖水、ところでもしかして、これ、下は・・・」
「裸で写メ送れって言ったときのだからな、たぶん何も着てねえだろ」
「うはっ!」
「うあ!!すごい~!」
「紫炎も送ってくれって言われたら、送っちゃうタイプ?」
「・・・」
「白虎に、低くて甘い声でおねだりされちゃうんだぜ~?」
「うん・・・送っちゃう、かも」
「送っちゃうんですか!!」
「まあ本題に戻ろう。電話でエッチってのも逢えないときは手だぜ~?」
「で、できないよう!!絶対無理!」
「最初からやれとは言わないって。最初は『白虎の声・・・なんか、えっち』くらいから始めるんだ」
「うんうんうん」
「それで、『ちょっと、ドキドキしてきた・・・最近、逢えてないし』とかもっていくんだ」
「わあわあ!」
「向こうの部屋の電気を消させる」
「あ、それはテクニックですね」なんとなく納得する壬生。
「布団に寝た状態がいいぞ」
「うわあ」
「その状態で、体を・・・」
「ゴメン!ちょっと休憩っ!!!」
ガタンと紫炎が立ち上がる。
「トイレ行ってくるっ!!!」
いやホントにいろいろすいません(遠い目) up20061118
2006/11/18(Sat) 17:23