部屋

「霧風ー、ちょっといい?」
ネットをいじりながら小龍が声をかけた。

「なんですか?」
「月末の任務んだけどさ、シングルの部屋2個取れないっていうんだけど、大丈夫?」

「え」

「なんかさ、予算が決まってるらしいんだよね。も一個の組はほら、林彪と麗羅んとこの姉ちゃんだから、同じ部屋ってわけにいかないだろうって、こっちにしわ寄せがきてさ」

「そ、そうなんですか」

「でさ、ツインとダブル、どっちにする?ツインのほうが安いんだけど」
「はあ」

 霧風は首をかしげた。
 ええとつまり、月末の任務は同じ部屋ということだろうか。

「兄貴と一緒のときはダブルの部屋がほとんどなんだけど、一応霧風の希望聞いておこうかとおもって」

「ええと…項羽とのときはダブルで、ツインのほうが安いんですか?」

「うん。ここのホテルがネット予約だと安いんだ」
「じゃあ…ツインで」

「OK」


   *     *     *     


「霧風そっちのベッドな」
「キレイな宿ですね」

「…ダブルの部屋がいいって言うかと思ってた」
荷物を置いた小龍がふと思い出した様子でにっこりと笑った。

「お前、ツインとダブルって、意味わかってなかったろ」






  (20051218)

 クリスマススペシャルで…って、この年まで、わし、ツインとダブルって、実はわかんなくてね(笑)勿論霧風も知らないと思うんだけどな!でも、いまどきって民宿よりホテルのネット予約のほうが安いじゃないですか、任務のときはホテル予約になると思うのですよ、平成風魔は。
 
 大人のお姉さまたちはみんな知っていることらしいのですが、一部屋にベッドが二つあるのがツイン(つまり今回二人が借りた部屋)、一部屋に大きなベッドが一個しかないのがダブルなのですね。

 簡単に言うと、エロいのがダブル、エロくないのがツイン。

羽根兄弟は同じお布団で平気で寝ると思うのですよ。

 
2005/12/20(Tue) 12:51